それほど変わらない?海外デザイン学校事情

将来、海外での活躍も考えているなら、最初から海外デザイン学校で学ぶという方法もあります。ただし、海外留学にはいくつかのハードルが…。

専門学校の情報「海外デザイン学校」必要スキル

海外デザイン学校語学力
ヨーロッパの国々で学ぶ予定の方は、’ヨーロッパ言語共通参照枠’(CEFR/CECRL)のB1レベルを達成することが必要となります。このフレームワークはA1、A2、B1、B2、C1、C2のレベルを含み、B1レベルを達成すると学校生活や日常生活の中で、大きな問題なく言語を使用することができるとされています。
英語圏で学びたい方の場合、TOEICのスコアで600から700程度が一般的に求められます。例えば、私が資料を請求した学校ではTOEIC650が基準とされていました。
ただし、言語力がまだ十分でない場合でも心配は不要です。その国の語学学校でまず学び、スキルを磨いた後でデザイン学校に入学することも可能です。この方法を利用すれば、必要な言語スキルを確実に身につけることができます。
海外デザイン学校技術力
入学試験を実施している学校では、十分な準備が必要となります。海外留学を目指す学生のための美術予備校が日本国内に存在していますので、そこで基礎的なスキルを身につけることが最初のステップとなるでしょう。しかしながら、留学先の学校はそれぞれ特色があり、中には入学試験を行わない専門学校も存在します。各学校のレベルは大きく異なるため、留学先を決定する前に、しっかりと各学校の特性や要件を調査することが重要です。
海外デザイン学校金額
海外のデザイン専門学校の学費は、日本のそれに比べて高い傾向があります。日本の全日制専門学校の1年間の学費がおおよそ150万円程度であるのに対し、海外の学校では200万から350万円程度の費用が必要となるケースが多いです。さらに、海外の学校には2ヶ月以上にわたる夏休みがありますので、1年間の授業日数は日本の学校よりも少なくなることを覚えておくと良いでしょう。

専門学校の情報「海外デザイン学校」どの国を選ぶ?

海外デザイン学校アメリカのデザインスクール
アメリカのデザイン学校は主に西海岸のロサンゼルスやサンフランシスコ、東海岸のニューヨークに集中しています。また、大学でアートを専攻するという選択肢も存在します。アメリカでの生活費は日本よりも一般的に高く、治安についても懸念があるかもしれません。しかし、アメリカでの成功は、日本よりも高い収入を期待できるというメリットがあります。これがアメリカ選択の大きなポイントとなります。
海外デザイン学校カナダのデザインスクール
カナダは英語圏でありながらも治安が良いため、日本人にとって非常に人気のある留学先となっています。語学力がまだ十分でない方でも、働きつつ現地の語学学校に通うことが可能です。多くのデザイン学校がバンクーバーやトロントといった都市に集中しています。また、本格的なwebデザインを学べる学校も多く、高いモチベーションと積極性を持つ人々にとって魅力的な選択肢と言えるでしょう。
海外デザイン学校イギリスのデザインスクール
イギリス、特にロンドンはグラフィックデザインの中心地として名高いです。ロンドンには多数の大学や専門学校が集まっており、世界中から集まる留学生と競争するという魅力があります。伝統的な学校が多く、学費はヨーロッパ内でも比較的高い部類に入ります。また、ロンドンは賃貸物件が少ないため、宿泊先の探しに時間と労力が必要となることも覚えておきましょう。
海外デザイン学校イタリアのデザインスクール
イタリアは装飾デザインにおいて世界的にトップクラスのレベルを誇っています。ファッションだけでなく、さまざまな分野のデザインを学びたい学生が集まる国となっています。治安の面では若干の懸念がありますが、一方で物価は比較的安く、生活はしやすいという特徴があります。ただし、留学を成功させるためには、イタリア語の習得が必要となります。

デザイン学校卒業後の進路

海外のデザイン学校を選ぶ
Webデザインなどの分野で海外のデザイン学校を選ぶ学生の中には、卒業後にその国で就職を選ぶ人が多いのが特徴です。これは、Webデザインやグラフィックデザインが各国の文化や個性を強く反映しており、学んだ国以外での就職が難しくなる可能性があるからです。また、使用する技術やツールも国によって異なることがあります。したがって、海外留学は技術力と感性を磨くための場所であり、必ずしも日本での就職活動にプラスとなるわけではないと理解しておくと良いでしょう。

専門学校の情報「海外デザイン学校」私の考え方!

本当に海外に行く必要はあるのでしょうか?
私は東京でデザインを学べることは非常に幸運だと感じています。日本でデザイナーとして成功を収めれば、世界が広がって見えてきます。このような流れがすでに形成されています。さらに、日本のデザイン専門学校では、世界で活躍するトップクラスの講師から学ぶ機会があります。海外に出かける必要がなくとも、著名なアーティストと接する環境が整っている、これは大変魅力的な要素だと私は考えます。

海外で活躍できるデザイナーになるためのスクール

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