雑誌での仕事が多いデザイナーは分かりやすさが大事

雑誌で活躍するデザイナーの仕事で求められること

雑誌をてがけるデザイナーの仕事は、ひとくちでいえば「読みやすい、美しい雑誌を作ること」です。ポスターやチラシ、ダイレクトメール等をデザインするようなグラフィックを専門とする場合では、ビジュアルイメージや写真、キャッチコピーなどをいかに印象強く魅せていくかを考えてデザインを行っています。

このようなグラフィックデザイナーの仕事とは少々違い、雑誌のデザインにおいては、たくさんの文章からなる記事が主役になってくることが多く、デザイナーは文章と画像のわかりやすい配置を模索していく仕事を求められることとなります。

ときには、カメラマンやイラストレーターなどに指示を出し、紙面に掲載する画像のディレクションを行うこともあります。

その他のデザイナーと同様に、雑誌デザイナーもクライアントとの打ち合わせから仕事が始まります。雑誌編集者とのコミュニケーションを通じて、どのような完成形が求められているのかを確認していきます。

案のすり合わせを終えると、デザイナーは雑誌の大まかな構成を決めていきます。ここが雑誌デザイナーの仕事の根幹になる部分です。読者に読みやすく、そして美しく見えるように記事や写真、イラストなどの配置を決定します。

構成を終えると、写真やイラストなどの仕事を他のクリエイターたちに割り振っていきます。それぞれの仕事に細かな指示を出し、場合によっては制作に立ち会って素材を制作していきます。これらの制作を行いながら、編集者との打ち合わせも重ね、最終的な紙面が完成します。

全てのページが完成したら、印刷会社にデータを回します。版の作成や刷り上がりのチェックなど、各工程ごとに入念な確認を行いながら、最終的には本が完成し、書店に並ぶのです。

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