好みに走りすぎないよう注意すべき工業デザイナー

工業デザイナーは斬新さより求められる使いやすさに注意

工業デザイナーとは、工業製品を作る際に様々なデザインを行う仕事です。ここでいう製品とは、例えば船舶や家電製品、業務用機器などを指し、パソコンやスマートフォンもこれに含まれます。

デザインとしてはだれにでも使いやすいように注意する必要がありますが、このところ工業製品の機能性もデザインも重視する人が増えているので、デザイナーとしては今後も需要が高まっていくジャンルのひとつとされています。

その一方で、デザイナーとしてはそれが何の製品でどのように動くのかに注意し、どのようにすると使う人に怪我をさせるかもしれないのかを注意深く計算していく必要があるのです。ただ見た目がかっこ良ければいい、というものでもないのが一番のポイントでしょう。

この仕事の場合は、デザイナーとしてはとてもやりやすいでしょう。というのも、まずデザインするものは決まっており、概ね形も決まっていることが多いものです。あとはデザインをしていけばいいのですが、ここでいくつか注意したいポイントがあります。

ひとつめの注意点は、使いやすさに配慮する必要があるということです。デザイナーとしてはついつい華やかで斬新なものを作りたいと思うかもしれませんが、それがすぐにユーザーに受け入れられるかはわからないものです。

工業製品の場合は多くの人が使うので、なんといっても使いやすさに配慮する必要があるのです。また、この時だれでも、それこそ身体障害がある人でも使えるよう、配慮する必要があります。ふたつ目の注意点は実現性です。

デザイナーということであれこれしたいことがあるかもしれませんが、実際にそれが工業製品として製造でき、様々な人に行き渡ることを考えるデザイナーにならなくてはならないのです。

工業製品は多くの人に行き渡る必要があるので、作る手順なども考え、工業として成り立つ商品にすることも注意することとなるのです。

働く社会人のための本格的なデザインスクールはこちら

    

このページの先頭へ