プロダクトデザインついて知ろう
製品のデザインのことをプロダクトデザインと言います。自動車や家電、IT機器、家具、食器、文具などなど、工業用品から家庭用品まで、日常生活や学校生活、仕事に必要な道具、機械、製品のデザイン全般すべてを扱います。使いやすく環境に配慮されたものをコンセプトに沿って考え、形にするのが専門の仕事。
仕事の内容
メーカーが企画した製品の特徴から仕様を決定し、コンセプトに沿ってデザインを考えます。デザインは、コンピュータ3DCGや立体模型で作成し、メーカーに提示し、その後、製品化までメーカーとデザイナー間で話し合い修整を行っていきます。
あると就職に有利な資格
資格を必要とする仕事ではないが、独立を考えている場合は有利かもしれません。
・プロダクトデザイン(PD)検定 |
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社団法人日本インダストリアルデザイナー協会 プロダクトデザインに関わる仕事に必要とされる基本的な知識についての問題 毎日実施※ただし事前予約は必要 資格登録料:11,000円(税込) |
・CGクリエイター検定 |
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CG-ARTS協会 デジタル映像やWebなどの実際の製作現場で必要な能力を評価。 年2回の実施(例年7月・11月) 費用:「ベーシック」5,600円/「エキスパート」6,700円 |
・色彩検定 |
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A・F・T/社団法人 色に関する幅広い知識や技能を問う検定試験。文部科学省認定ファッションコーディネート色彩能力検定の通称。 年1回の実施(11月) 費用:1級15,000円/2級10,000円/3級7,000円 |
必要なスキル
▶デザイン必須ツールのIllustrator&Photoshop
▶3DCAD
▶スケッチワーク
▶ドローイング
▶3DCAD
▶スケッチワーク
▶ドローイング
就職先
メーカー |
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文具、家電、自動車などを扱うメーカーのデザイン部署。企業商品の開発を行うなど企業内商品を扱うので、一定のジャンルの製品に精通する必要があります。企業内の様々な部署と連係する必要があり、学校生活の場以上にコミュニケーション能力も要求されます。 |
デザイン事務所 |
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企業内とは異なり、様々なクライアントの商品を扱う。小規模のデザイン事務所では、デザイン力だけでなく、グラフィック制作・模型制作の技術なども必須になります。 |
職場から

専門学校でプロダクトデザインを学んで、大手家電メーカーに勤務しています。製品の機能は日々進化して機能も増えるので、学校で得た知識を土台に、よりわかりやすくユーザーが使いやすいデザインを心がけています。ITスキルも必要ですが、デザイナーはやはりデッサン力が要求されます。デッサンやモデリングなどの基本を学生のうちにしっかり学校で身に付けることが大切です。

学校にいた頃は地味にコツコツというイメージで就職したが、実際には外周りの仕事が多い。一つの製品が商品化するまでには多くの人が携わります。企画や設計部署との打ち合わせ、製品を作る工場技術者とのミーティングなど、就職後はそれなりにコミュニケーション力が必要になります。社会人として最低限のマナーは必要です。出来上がった商品が発売される瞬間は最高です。