そもそもWebデザインとは?

人気の仕事・Webデザイナーとはそもそもどんなことをするのか。

Webデザイナーは、ウェブサイトのデザインを専門とする職業です。パソコン、タブレット、スマートフォンなど、さまざまなデバイスで見やすいサイトを作成します。最新のデザインツールを駆使し、ユーザーインターフェース(UI)とユーザーエクスペリエンス(UX)を最適化することが求められます。また、動的コンテンツや自動更新システムの構築も行うため、高度な技術と専門知識が必要です。

仕事の内容

WEBデザイナーの仕事
Webデザイナーの仕事は多岐にわたります。まず、クライアントとの企画段階から関与し、サイトの目的やコンテンツの設計を行います。デザインとプログラミングの段階では、最新の技術を使用してサイトを構築し、動作確認と最終調整を行います。プロジェクトは通常、デザイナー、開発者、コンテンツクリエイターなど、各分野の専門家がチームで進め、クライアントに高品質なWebサイトを提供します。サイトの定期的な更新やメンテナンスも含まれます。

あると就職に有利な資格

Webデザイナー検定エキスパート試験
  • 実施団体:財団法人画像情報教育振興協会
  • 試験頻度:年2回の実施(例年7月、11月)
  • 試験内容:試験は「ベーシック」と「エキスパート」の2レベルに分かれています。エキスパート試験では、Webデザインの基礎知識、制作準備、Webサイトの制作と運用、知的財産権に関する問題が出題されます。
  • 費用:「ベーシック」5,600円/「エキスパート」6,700円
  • 合格率:エキスパートの合格率は約40%前後です
・Webデザイナー試験
  • 実施団体:CG-ARTS
  • 試験形式:インターネットを利用した試験で、いつでも受験が可能です。試験範囲には、Webサイトの規格、設計、制作(デザイン・実装)に関する知識が含まれます。
  • 費用:16,800円
  • 合格率:約50%前後。実務経験の有無により難易度が異なりますが、基礎をしっかりと学んでいる方にとっては挑戦しやすい試験です​
・ウェブデザイン技能検定
  • 実施団体:厚生労働省および中央職業能力開発協会(JAVADA)
  • 試験頻度:年4回
  • 試験内容:1級から3級まであり、1級は実務経験7年以上、2級は2年以上の実務経験が必要です。試験では、インターネットに関する法令や実技試験が含まれます。
  • 費用:
    1級…学科:7,000円/実技:25,000円 実技はペーパー実技含む(合計32,000円)
    2級…学科:6,000円/実技:12,500円(35歳以上)、7,000円(35歳未満)
    3級…学科:5,000円/実技:5,000円(35歳以上)、3,000円(35歳未満)
  • 合格率:1級10~20%、2級30~40%、3級60~70%。国家資格であり、取得することで就職や転職に非常に有利です​

これらの資格を取得することで、Webデザインのスキルを証明でき、就職活動を有利に進めることができます。それぞれの資格には異なる特徴があり、自分のキャリア目標に合わせて選ぶことが重要です。合格率については、​ (BrushUP学び)​​ (株式会社アガルート)​​ (MARKETIMES(マーケタイムズ))​​ (JobQTown[ジョブキュータウン])​などのサイトを参考にしています。

必要なスキル

Illustrator&Photoshop:
デザインでは、Adobe IllustratorとPhotoshopは必須ツールです。これらのツールを使って、ウェブサイトのグラフィック、アイコン、レイアウトなどを作成します。Illustratorはベクターグラフィックスの編集に、Photoshopは画像編集や写真加工に使われます。

HTML5&CSS3:
HTML5とCSS3は、ウェブページの構造とスタイルを定義するための基本的な技術です。HTML5は、よりセマンティックなタグを提供し、マルチメディア要素のサポートを強化しています。CSS3は、アニメーションやレスポンシブデザインを可能にする新しいプロパティを導入しています。

JavaScript(特にjQuery、React、Vue.js):
JavaScriptは、ウェブページにインタラクティブな機能を追加するために使用されます。jQueryは、JavaScriptの簡略化とDOM操作を容易にするライブラリです。ReactとVue.jsは、単ページアプリケーション(SPA)の開発に広く使用されるフレームワークで、コンポーネントベースのアーキテクチャを提供します​ (BrushUP学び)​​ (MARKETIMES(マーケタイムズ))​。

レスポンシブデザイン:
現代のウェブデザインでは、デバイスに応じてレイアウトを調整するレスポンシブデザインが重要です。メディアクエリを使用して、異なる画面サイズに対応するスタイルを適用します。

バージョン管理(Git):
チームでの開発には、バージョン管理ツールの使用が必須です。Gitは、コードのバージョンを管理し、共同作業を円滑に進めるためのツールです。GitHubやGitLabなどのプラットフォームでリポジトリを管理します​ (株式会社アガルート)​​ (CGarts)​。

SEO(検索エンジン最適化):
SEOは、ウェブサイトの検索エンジンランキングを向上させるための技術です。適切なキーワードの使用、メタデータの最適化、モバイルフレンドリーなデザインなどが含まれます。

アクセシビリティ:
ウェブコンテンツアクセシビリティガイドライン(WCAG)に従い、すべてのユーザーがアクセスしやすいウェブサイトを作成するスキルも重要です。これには、スクリーンリーダー対応やキーボード操作のサポートが含まれます。

バックエンド技術の基本知識:
フロントエンドデザインに加えて、バックエンド技術(例:Node.js、PHP、Python)の基本知識も役立ちます。これにより、デザインとサーバーサイドの連携を理解しやすくなります。

これらのスキルを習得することで、現代のウェブデザイン業界で求められる幅広い要件に対応することができます。最新のツールと技術を常に学び続けることが、プロフェッショナルなWebデザイナーとして成功する鍵となります。

おすすめのWEBデザインスクールと給付金制度

WebデザインやUI/UXデザインを学ぶなら、質の高いスクールに通うことをおすすめします。特に、厚生労働省の「専門実践教育訓練給付制度」を利用すれば、最大学費の80%がカバーされるため、費用負担を大幅に軽減できます。

UX/UI総合+Webサイト制作コース
授業時間:295時間
クラス:少人数制(対面授業)
学費総計:979,000円(税込)
実質費用:339,000円(税込)
給付金:640,000円
このコースは、国内初の本格的な「UX / UIデザイナー」育成プログラムと、国内最先端の「Webデザイナー」専門プログラムを統合した内容です。UX/UI設計(調査・要件定義・情報設計・検証など)からWebデザインによるアウトプットまでをトータルで学ぶことができます。

メリット
ITSSレベル4相当の教育基準:高度なスキルを習得し、即戦力としての力を身につけることができます。
学費の80%をカバーする給付金制度:対象者には学費の80%(最大640,000円)をカバーする給付金が提供され、質の高い教育をより手頃な価格で受けることが可能です。
多彩なキャリアパス:コース修了後は、UX / UIデザイナーやWebデザイナーとしてのキャリアをスタートできます。また、フリーランスとして独立する道も開かれています。給付金の詳細やコースに関するさらなる情報については、給付金対象講座ページをご確認ください。

社会人におすすめ!最大64万円の給付金で高度なデザインスキルを習得

WEBデザインスクールの選び方について詳しく

就職先

webサイト制作会社の仕事内容
Webサイト制作会社では、クライアントの要望に応じて新規のホームページを制作したり、既存のホームページのリニューアルや更新を行います。制作プロセスには、以下の工程が含まれます:

  • 企画・要件定義:クライアントと協力してウェブサイトの目的や機能要件を明確にします。
  • デザイン:ウェブサイトのレイアウトやビジュアルデザインを作成します。ユーザーエクスペリエンス(UX)を最適化するためのワイヤーフレームやプロトタイプも作成します。
  • 開発:フロントエンド(HTML、CSS、JavaScriptなど)およびバックエンド(データベース、サーバーサイドスクリプト)のコーディングを行います。
  • テスト:サイトの動作確認、バグ修正、ブラウザ互換性のテストを実施します。
  • メンテナンス・更新:公開後のサイトの保守・管理、新しいコンテンツの追加や機能の更新を行います。
一般企業のweb担当
一般企業のWeb担当者は、自社のウェブサイトの企画、制作、リニューアル、更新を一貫して管理します。具体的な仕事内容には、以下の項目が含まれます:

  • サイト企画・戦略立案:ウェブサイトの目的や目標を設定し、コンテンツ戦略を立てます。
  • デザイン・開発管理:外部の制作会社やフリーランスデザイナーと協力してサイトのデザイン・開発を管理します。また、社内での簡単な更新作業を行う場合もあります。
  • コンテンツ管理:サイト上のコンテンツ(文章、画像、動画など)の作成・編集・公開を行います。
  • SEO対策:検索エンジン最適化のための施策を実施し、ウェブサイトの検索ランキングを向上させます。
  • データ分析:Google Analyticsなどのツールを使用してサイトのパフォーマンスを分析し、改善点を特定します。
  • ユーザーサポート:サイトの利用者からのフィードバックを収集し、改善に役立てます。

このように、WebデザイナーやWeb担当者の仕事は多岐にわたり、それぞれの役割が企業のデジタルプレゼンスを支えています。最新の技術とトレンドを取り入れることで、企業の目標達成に貢献します。

職場から

コメントWebサイト制作会社:Aさん
Webサイト制作会社は、クライアントから様々な要望を出されます。クライアントの担当者は、社内でもWebに詳しい人材が当てられます。その担当者から出される要望は、難度も高く、相手を納得させるものを作り上げるのは大変です。日々の勉強会は必須で、最新の技術力を常に身に付ける必要があります。また、最近は情報の流れが速いので、制作納期も短縮傾向にあります。短い時間で高品質なサイトを作り上げるために、仕上げ作業では徹夜が続くこともあります。
コメント社内Web担当:Fさん
自社でサイト構築するために、Webデザインの専門校に通いました。社費で学べたのでラッキーだったと思います。ただし、自社製作では最新のパソコンスペックを使用する機会はなく、教わった技術を生かし切れないジレンマがあります。高いスキルを要求されるというよりも、更新頻度を上げることが仕事の大きな柱になっています。自社の場合、Webデザインが出来るのは、私だけです。新しい技術は、卒業した専門校の情報誌から得ることが多いです。

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