灰色のイメージ｜デザイン
デザインを考案する際、色というものは大きな役割を果たし、決して無視出来ません。では、灰色はデザインの中でどのような役割をするのでしょうか。まず灰色には、ポジティブなイメージとして「調和」や「思い出」といったものを持っています。
黒ほど暗くなく、白ほど明るくない、はっきりとしない色のイメージから、「控えめ」や「平凡」、「落ち着き」といった印象を与えてくれます。反面、ネガティブイメージには「憂鬱」や「不安」といったものを持っているのも事実です。
「コンクリート」や「石」、「煙」や「曇り空」といった、現代の都会、工場地帯など、自然と相反するイメージを持つことも注意しなくてはなりません。また、灰色は無彩色であるため、他の色とも相性がよいので、併せて使うことによってその効果を大きく発揮できるといえます。
灰を使うのに向いているサイトの特徴
配色に関するスキルは、ウェブサイトを作成する人が必ず身につけなければならないものです。たとえば、灰色という色は、色自体には特別な魅力がありません。ウェブサイトの中で、バックグラウンドを飾る音楽を取り入れている場合に、灰色のような中立的な色が好まれるのです。
色で魅せるのではなく、使用する色を控えめにして、音楽などの魅力で見ている人を引きつけようとするわけです。音楽を引き立たせるためには、背景の色が目立ってはいけません。
灰を使うのに向いていないサイトの特徴
灰色のように中立的なカラーでウェブサイトを作成すると、音楽などを引き立たせることができます。しかし、常に音楽などでサイトを盛り上げるわけではありません。時には、ウェブサイトの背景・デザインこそが重要になる場合もあります。
情熱的なサイト構成にしたいのであれば、背景となる色も、灰色のような落ち着いた色は避けるべきです。しっかりと目立つ赤や青といった原色をメインに据えて、見る人を盛り上げる必要があります。
