藍色のイメージ|デザイン
「暗い青色」と表現される色が藍色です。その色からは「夜空」や「深い水底」など、「静寂」を象徴するものが特に連想されます。デザインに用いられた際にも、「落ち着き」や「気品」、「控えめ」といった印象を強く演出することから、相手に押し付けない優しさや、大人の色といったイメージとして使われることが多い色でもあります。
青色が与える「開放感」や「爽やかさ」は薄れてしまいますが、薄れてしまったからこそ「安定した自由」や「穏やかさ」といったイメージに転じさせて使うことも出来る色です。しかしながら、警察官の制服やスーツの色に近いこの色は、「保守的」や「近寄りがたい」といったネガティブなイメージも持ってしまいます。デザインに用いる際には、組み合わせる相手や量などに注意し、ポジティブなイメージを引き出して使いたい色であるといえます。
藍色を使うのに向いているサイトの特徴
利用者との信頼関係を重視し、安心感や誠実さを訪れた人に伝えたいと思うのであれば、藍色はかなり効果的です。たとえば、高額な商品を取り扱うサイトは、まずは利用者から信頼してもらうことが第一になります。信頼や安心感がなければ、高額なお金のやり取りをしたいと思う人はいないからです。
藍色を使うことで、利用者に信頼や安心をアピールすることができます。また落ち着きや誠実さを表すことができる色なので、日本古来の格式や伝統のあるものを取り扱うサイトにも向いています。
藍色を使うのに向いていないサイトの特徴
たとえばライブの告知、スポーツ関係のイベントのお知らせなど、エネルギッシュさが求められ、躍動感や盛り上がりが重視されるイベントをサイトで告知する場合には、藍色はあまり向きません。また、婚活サイトをはじめ、恋愛に関する内容を扱うサイトもまた、人の気持ちを盛り上げる必要があります。ですので落ち着きや冷静さを引き出してしまう藍色は、見た人の感情の高揚させる必要のある内容のサイトでは、使わない方が無難です。