デザインに影響を与える菖蒲色の特徴について

菖蒲色のイメージ|デザイン

「菖蒲色」は鮮やかな青味を帯びた紫で、菖蒲の花びらの色に由来します。色の分類では「紫」の一つに位置付けられており、神秘性、崇高性を感じさせる色です。また、「エレガント」「ゴージャス」といったイメージも持っています。

この色を使ってデザインをする場合、類似色である青紫や赤紫、青や赤を使用すると、調和のとれた雰囲気となります。この色を目立たいという場合には、「補色」を使うとよいでしょう。補色は「反対色」とも言われ、色相差の最も大きい色です。

紫の補色は「黄緑」です。黄緑と一緒に使うと、色を際立たせることができるのです。実際の菖蒲の花も、紫の花弁と黄緑の葉のコントラストがとても美しいですね。菖蒲色を用いる際には、このような特徴を知っておくとよいですね。

菖蒲色を使うのに向いているサイトの特徴

菖蒲色の特徴は『エレガント・ゴージャス・凝った・高尚な』というイメージがあり、洋名ではパンジー、アイリスといわれています。名前のとおり花の色にも使用されているので、自然に由来して花や草木を紹介するサイト等に使うのもいいかもしれません。

他にも宗教などに関わるサイトや大人の女性もの等の着物やアクセサリ等のサイトに他の色と一緒に使用すると高級感が出ると思います。その他にも日本古来の建物や歴史の紹介に使用するのもいいかもしれませんね。

菖蒲色を使うのに向いていないサイトの特徴

菖蒲色は紫色でもあり、紫は相反するイメージも持っている色です。なので完全に一つのコンテンツを紹介するサイト等には向かないでしょう。若い人のポップカルチャーを取り上げたものや、男性的なものを取り上げたサイト。

スポーツ等のカジュアルな部分を持っているサイトはもっと原色チックのが合うはずです。ニュース等のサイトや清潔感を出すサイトに至っても他に合う色合いがあると思います。昔から位が高い人が使用する傾向が多かった色でもあるので、それにそった使い方が一番印象に残りやすい形になると思います。

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