青色のイメージ|デザイン
青色は、鎮静作用を持ち、人に安らぎを与えてくれる色として広く認識されています。色からイメージされるものは「爽やか」や「冷静」、「安全」などが主なものであるといえるでしょう。連想されるものも「空」や「海」など、広大で見る人を包み込んでくれるような印象をもつものが多いです。
情熱を意味する赤とは正反対に、知性を象徴する色として認識されていることも特徴です。デザインの分野においては、航空会社や海運会社などに特に多く使われているため、「旅」や「自分の知らないところ」といったイメージを受け取る人も少なからずいます。
夏場などには「涼しい」という印象を与えてくれますが、反面冬場には「寒い」といった印象にも転じてしまう、季節によって違った意味合いになる面白い色。
それがこの青色です。デザインに使用する際には、相手の環境によって大きく印象を左右される色であるともいえるでしょう。
青を使うのに向いているサイトの特徴
利用者との信頼関係が第一になる企業などでは、青をサイトのメインカラーに使うと企業の誠実さをアピールすることができます。また、同じ青でも明るいトーンだとクリアーな印象を与える効果があり、また落ち着いたトーンだと、重厚なイメージを増すことができる効果があります。大企業でなくても長年コツコツ真面目にやってきた小さな会社や工房などがこの色を使うことで、派手さはありませんが長年の真摯な姿勢や誠実さを伝えることができます。
青を使うのに向いていないサイトの特徴
青は誠実さをイメージさせる色ですが、食欲を減退させる効果もある色です。そのため、食べ物を扱うサイト、飲食店のホームページなどでは店の誠実さをアピールするという効果は期待できるものの、食欲や購買意欲をそいでしまう可能性も高いため、使用は避けた方が無難です。また、見た人の心に冷静さを与えるカラーでもあるので、気持ちの盛り上がりが重要になる、祭りなどの晴れのイベントを紹介するサイトでも、メインカラーとしての使用には向きません。