ディスプレイデザイナーになるには

仕事では相手の意向を汲む力が重視されるディスプレイデザイナー

ディスプレイデザイナーという仕事は、クライアントがいて初めて成立します。社会に出る前は、自分のセンスやスタイルを前面に押し出しアピールすることが評価されベストとされます。

けれども、ひとたびディスプレイデザイナーという仕事として社会に出た時、その方法が必ずしも100%通用するとは限りません。ほぼ通用しないと思って良いでしょう。あくまでもクライアントの意向を踏まえた作品をプレゼンテーションできなければ評価されません。

クライアントは、何でもできるのがディスプレイデザイナーだと勝手に解釈しています。色々な技術や知識を常に学び収集していかなければ生き残ることが難しい業界です。このことを充分踏まえたうえで得意な分野も苦手とする技術もできるだけ多く吸収していく姿勢がとても大切になります。

また、必ず壁にぶつかる時が来ます。その時の為に、壁を乗り越えていく強くしなやかなメンタルを学ぶことも仕事の一部です。

皆さんは学校を卒業すると大抵の場合は、どこかのディスプレイのデザイン事務所に所属します。そこで、すぐ任されることは少なく、初めはデザイナーのアシスタントをすることから始まります。この時に先輩の様々な対応、仕事に対する姿勢などを吸収しなければなりません。

その姿は、先輩も他のデザイナーも見ています。そこで合格が出て、徐々にディスプレイデザイナーとして仕事を任されることになります。仕事の流れは、まずクライアントから発注があります。他社との競争の場合もあります。

ディスプレイのプレゼンテーション資料を作りますが、数パターンを用意することもあります。この段階でクライアントからの修正や変更もあります。ここで了解が出れば試作をします。実際の問題点を解決しながら完成させます。

注意点は、仕事には必ず期限があるということです。期限を守らないと契約違反となるのが仕事です。もう一つは、問題が起きたら、責任者に必ず事前に相談や報告をすることです。

自分勝手に修正することは許されません。ディスプレイに使用する物や材質などの細かな変更も相談します。作品は、デザイナーが作った物でもクライアントの物だと心してください。     

働く社会人のための本格的なデザインスクールはこちら

    

このページの先頭へ