デザインに影響を与える寒色の特徴について

寒色のイメージ|デザイン

「寒色」とは、色の分類の名前で、主に青、水色、紫といった、冷たい印象を与える色を差します。寒色と相対する色を暖色と呼びます。寒色が与えるイメージの代表的なものとして、冷たい、爽やか、清潔感、高級感などが挙げられrます。また、色の特徴として、視覚的に後退して見えるという特徴があります。

赤やオレンジ、黄色といった暖色に対して、視覚に強い刺激を与えにくい為、後退して見えるのです。暖色と組み合せれば、後退する効果はさらに強まります。

逆に、白や黒などの無彩色と組み合せることで際立たせたり、暖色の面積を減らして強調することも可能です。デザインの目的やイメージによって、色の持つ特性を利用して、効果的に色を選択し、配置することが重要です。

寒色を使うのに向いているサイトの特徴

寒色とは青を中心とした寒さや冷たさを連想させる色です。これらの色を使うのに向いているサイトには二つの特徴があります。一つは長文の多いサイトです。

青系の色には、時間を短く感じさせるという効果があり、訪れた人にゆっくりと長時間サイトを閲覧してもらうことができます。もう一つは知的な内容のサイトです。青系の色には、冷静さや清潔さを感じさせるという効果もあり、落ち着いた知的なイメージのサイトにすることができます。寒色は、じっくり読んでもらいたいサイトや、クールで知的な印象のサイトに適していると言えます。

寒色を使うのに向いていないサイトの特徴

寒色は、見る人に寒さや、冷たい印象を与える色です。さらに、これらの色には興奮を鎮めたり食欲を減退させる効果もあります。このことから、青系の色を食べ物やスポーツなどのサイトに使用すると、食欲や興奮を抑制してしまいます。

また、温厚な人柄をアピールしたり、温かい印象を与えたい場合に、青系の色を使用するのも効果的ではありません。食べ物をメインに扱うサイトや、アクティブな印象を与えたいサイト、温かさをアピールしたいサイトなどに寒色は向いていません。使用する場合は配色に注意が必要です。

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