赤色のイメージ|デザイン
高級皮革製品のデザイナー、マリオ・ヴァレンティーノはかつて、「赤は、気骨のある色だ。深く、強く、ドラマチック。ゼラニュームや、ゴヤの赤。内装のデザインには、金のように貴重に扱うべき色である。衣服では、黒や白と同様に強烈な印象をあたえる。」と言ったそうです。
赤は、暖かく明るい色彩で、前向きな感情や強い感情を引き起こす色です。この色は波長が短く強いエネルギーを持つため、行動ややる気を与える色です。愛情、温情、快適さといった感情とよく結びつけて考えられています。烈火のごとくといわれるほど怒りなども思いおこさせる色で、興奮と強さを持ちます。やる気を起こさせ発奮を促すということから、販売促進には欠かせない色彩とも言え、頻繁に使われる色です。
赤を使うのに向いているサイトの特徴
赤色というのは、目立つ色です。人間の興味を引きやすく、注意を促すための交通標識などにも活用されています。パワフルで情熱的な印象を与える色のため、速さやスピード感を表現するのに最適といえます。ブランドのカラーとして使用されることも多いですが、重要な一部分に取り入れることでさらに強調されて目に留まりやすくなります。日々流行を追うデザインやファッションに関するサイト、高級感や芸術性を表すサイトにも向いています。
赤を使うのに向いていないサイトの特徴
赤は人にインパクトを与える分、時には強すぎたり重たい印象を与えてしまうことがあります。無意識のうちに緊急性を表してしまうため、ページから離れてしまうこともあるのです。よって、リラクゼーションなど心の安定や安らぎを与えるためのサイトにはあまり向いていません。また、購入や契約のページなどには冷静な判断が必要となりますので、長い時間をかけてじっくりとサイトを見てもらうためにも、多用しすぎないことが大切といえます。