街作りの仕事を手伝える空間デザイナーはやりがい満載
空間デザイナーの仕事は、店舗やアーケードなどの商業空間や、一般家屋などの生活空間をどのように利用するかを提案していくことです。商業と住宅では仕事内容に違いがあります。
商業では店舗や周辺を歩く人たち動線や気持ちを予想しながら、売り場の構成や演出方法を工夫していきます。そのほか、商品のディスプレイを考えることもあります。住宅でも動線や気持ちを考えることは必要ですが、より快適さを考えて工夫していくことが必要になります。
デザイナーの職場として、不動産会社・ハウスメーカー・設計事務所などの仕事場があります。高校から直接デザイナーになるという道もありますが、一般的には大学・専門学校・短期大学を経て、上記の職場の採用試験で採用されることになります。
空間デザイナーの仕事では、室内・室外問わずにデザインを手がけることが求められます。公共の施設の内装設計を手がけるほか、店舗やホテルの内装、調度品の設計なども仕事に入ります。
何もない空間に新しいものを生み出していく仕事なので、創造力が求められます。ただし、創造力だけではなく、設計や施工といった具体的な作業も行うことになるので、知識や技術を学んでおくことが必要です。
空間デザイナーに必要な能力とは、使う人の身になって考えることです。いかにデザインが秀逸でも、使う人が使いにくいと感じてしまう空間を作ってしまうのでは意味がありません。
仕事をしていく上では、デザイナーとしての知識や技術だけではなく、どのような人が使うのか、どうすれば多くの人に使いやすい空間を作り出すことができるのか、といった細かな所まで配慮が求められます。デザイナーとしてのセンスだけではなく、使いやすさを考えた工夫ができる能力が必要です。