製品の理解から始まる!プロダクトデザイナーの仕事の流れ
プロダクトデザイナーは、プロダクトデザインを手がけるデザイナーを指す言葉です。プロダクトデザインとはあらゆる製作物が含まれるため、その仕事の範囲としては非常に広いのが特徴です。
自動車や飛行機、家電製品などのあらゆる工業製品のデザインのほか家具や食器、パッケージなどのデザインもその範疇に含まれ、さらに包括的な意味では、デザイン的な方法論を取り入れている工芸作家も含める場合があります。
プロダクトデザイナーの仕事は物をデザインすることであり、画面や紙などグラフィックデザインや衣服をデザインするファッションデザイナーとは区別されますが、仕事の内容としては同じになります。
ただし製品化されるということが前提であるため見た目のデザインのほか実際の使い心地などもデザインの対象になります。
プロダクトデザイナーの仕事としては、製品を理解することが始まります。その製品がどのような目的で使用するのかを理解し、その上で、理想の形を求めることになります。
プロダクトデザイナーの仕事の流れとしては、メーカーが企画した製品などの特徴を理解し、どのようなコンセプトの製品にするのかを話し合うことから始まります。その上で、スケッチを制作してデザインを行います。
またスケッチをもとに3DCGや模型の制作などを行って実物大のものを作り、実際の見た目や使い心地などを確かめることになります。最終的にはデザインはクライアントが選びます。
なお、プロダクトデザイナーがすべてのデザインの仕事を行うわけではなく彩色に関しては彩色デザイナーが行う場合もあります。なお、プロダクトデザイナーの仕事では、物を形にする最初の段階に位置しているもので、単なるデザインのほかにも人間工学に基づいたデザインを行うことが求められます。