シアン色のイメージ|デザイン
青よりも明るく、まさに夏を思わせる色。それがシアン(水色)です。この色からイメージされるものは、「海」や「プール」、「魚」や「空」といったものが多く、夏の象徴としても捉えられています。
爽やかさや開放感、爽快感を強く演出する色であることからデザインの分野においても活用されています。特に夏の空を思わせることから、どこまでも広がっていくような感覚や、止まることのないイメージを与えることが出来るでしょう。
しかしながらこの色には、開放感などとは半面に「漠然とした不安」や「優柔不断」といったイメージを与えてしまうこともあります。夏場は「涼しい」というポジティブなイメージを与えてくれますが、それが冬場は「寒い」というネガティブなイメージに変わってしまうということも注意しなくてはなりません。
シアンを使うのに向いているサイトの特徴
シアンという色は、さまざまな色の中でも、非常に爽やかなイメージを持っている色です。したがって、ウェブサイトなどのページで利用する場合、爽快さ・冷静さ・涼しさといった印象を、見る者に与えます。シアンを利用するのに適しているウェブサイトは、テーマとして明るい内容を取り上げている場合です。サイトを訪問した人が、リラックスして閲覧することができるように配色を工夫して、リピーターを増やしていくことができます。
シアンを使うのに向いていないサイトの特徴
爽やかなイメージが非常に強いシアンは、ウェブサイトの内容によっては使用が好まれない場合があります。重いテーマを取り上げている場合、たとえば社会的な事件、トラブルなどの紹介が中心となっているサイトです。
事件などの紹介では、全体的なカラーを落ち着いたものにする必要があるため、シアンのような明るい色ではなく、黒やグレーを中心とした色にしていかなければなりません。配色を間違えると、真剣に閲覧してもらえなくなります。